コテが原因でおこる変色「コテサビ」とは?

2019/03/28(木)

「コテサビ」とは?

オメガジャパンの岡本です。

今回は「コテサビ」の話です。

コテサビというのは、鉄などの鋼製のコテで塗り壁を仕上げると、壁の表面に鉄粉が付着し、半年くらい経ってから鉄粉が徐々にサビて広がり黄褐色の色むらとなってあらわれる現象です。

 

もらいサビとは違う?

上の写真がコテサビの写真です。

もらいサビも同じような色むらになりますが、最初からサビているので塗った直後に現れます。

それと比較すると、コテサビはすぐに現れず半年後くらいに出てきます。

ひどくサビたコテを使って実験すると、下の写真のように狭い範囲でも塗った直後から色がはっきりわかります。

 

ステンレス製のコテだったら良いのか?

ちなみに、上の実験で使った「ひどくサビたコテ」というのは、実はステンレス製。

ステンレスはサビに強いイメージですが、メンテナンスを怠って表面が傷んだり、マルテンサイト系のステンレスなどでは、サビてしまうことがありますのでご注意を。

↓さすがにこんなコテを実際は使いませんが(笑)

コテサビを防ぐためには?

道具の手入れをきちんとされている一般的な左官業者さんであれば、ステンレス製のコテ(できたらマルテンサイト系以外のステンレス)を使用すれば、コテサビの発生は防げるでしょう。

そのため「傷みのないステンレス製のコテの使用」が大切です。

反対に、ステンレス製であっても傷みがあるものや、鉄製・鋼製のコテの使用はコテサビの原因となりますので、フィニッシュコートの施工時には使用されないようご注意ください。

 

左官業者さんの認知度は?

コテを販売されている会社のHPなどにも、

「一般的な鋼製の鏝を使用すると、作業中微量に混入する鉄分が酸化し、シミ(サビ)の原因となる可能性があります。」

という注意書きがみられるなど、左官業界でご存知の方も多いかと思われます。ただ全体的にはまだ認知度が高いとはいえませんので、周知していただけたら幸いです。